朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

第53回朝活読書サロンCollective Intelligence

f:id:readingsalon:20160205222555j:image

こんにちは。

読書サロンへようこそ。
今朝は第53回朝活読書サロンCollective Intelligence を開催しました。

イベントページはこちら。

最近、年末の不動の一位の殿様キングスから
三波春夫の赤丸急上昇の人気に目が離せない
(注:週間勝手に私だけランキング)前田です。

急浮上した三波春夫さん。

チャンチキおけさ/船方さんょ

チャンチキおけさ/船方さんょ


ちゃんちきおけさの歌詞を詠むと、
「どんだけ寂しいんだよ!」
という内容をこれだけ明るく歌い上げる春夫さんの実力と破壊力に打ちのめされました。


ではでは本日ご紹介いただいた本です。

トヨタの口ぐせ (中経の文庫)

トヨタの口ぐせ (中経の文庫)


「6割いいと思ったらやれ」 「真因を探せ」 「自分が楽になることを考えろ」 「者に聞くな、物に聞け」 勤続40年以上の元トヨタマンたちが語る 「最強の現場・人材に変える」“トヨタの言葉" どんな会社にも仕事のなかで「口ぐせ」のように繰り返し使われている言葉がある。社長から幹部へ、幹部から一般社員へ、先輩から後輩へ。こうした「口ぐせ」のなかには、自社はどうあるべきか、社員はどうあるべきか、という想いが凝縮されている。 トヨタにも、そんな「口ぐせ」がある。本書は、トヨタ勤続40年以上の元トヨタマンたちを中心に取材し、「トヨタで語りつがれている言葉」をまとめ、その言葉の背後にある考え方に迫ろうとしたものである。 (はじめに より)
本書は、トヨタ勤続40年以上の元現場リーダーたちを中心に取材 し、「トヨタで口ぐせのように語りつがれている言葉」をまとめ、その言葉の背 後にある考え方に迫ろうとしたものです。どんな会社でも、日々の仕事のなかで「口ぐせ」のように繰り返し使われてい る言葉があるのではないでしょうか。社長から幹部へ、幹部から一般社員へ、先 輩から後輩へ......。本人たちが意識しているいないはともかく、こうした「口 ぐせ」のなかには、自分たちの会社はどうあるべきか、自分たちの会社の人間は どうあるべきか、という想いが凝縮されています。純利益が1兆円を突破し、自動車の生産台数世界一も視野に入るまでに成長し たトヨタにも、こうした「口ぐせ」があります。そのなかに、トヨタの人づくり・ものづくりの理念がこめられています。彼らが「口ぐせ」のように用いてき た言葉の紹介を通じ、読者の方の日々の仕事のお役に立てれば、というのが担当 編集者の思いです。(Amazonより引用)
楠田さんのご紹介です。

トヨタの主に現場での「会社内慣用句31」を解説したもの。
「者に聞くな、物に聞け」
「あなたは、誰から給料もらうの?」
「横展しよう」
「モグラがよく出るところからまず手をつけなさい」など。

会社内で働く全ての人に
会社が考えていることを
全て伝えることは本当に難しい。
トラブルへの対処も然り。
そこで上司から部下へ、先輩から後輩へ
考えを共有するマニュアルを作りました。


【三現主義】というのが本書での重要なキーワードになります。
生産活動の過程で発生する問題を改善する際に過去の経験や勘などに頼る方法は真の原因を探り当てることができず、確実な対策に結び付きにくい。そこで対象となる現場へ行って、現物をよく見て現実の状況を直接確認し、原因究明することにより確実な措置を講じようという行動の指針が3現主義である。さらに対策にあたっては、原理、原則に従った意思決定が必要という5現主義もひとつの考え方として紹介されている。(weblioより引用)
私の頭脳では、説明できなくなりそうなので(笑)わかりやすく書かれているブログがありましたので丸投げ。

香華 (新潮文庫)

香華 (新潮文庫)


女としてのたしなみや慎みを持たず、自分の色情のままに男性遍歴を重ね、淫女とも言えるような奔放な生き方をする母の郁代。そんな母親に悩まされ、憎みさえしながらも、彼女を許し、心の支えとして絶えずかばい続ける娘の朋子。―古風な花柳界の中に生きた母娘の肉親としての愛憎の絆と女体の哀しさを、明治末から第二次大戦後までの四十年の歳月のうちに描く。(Amazonより引用)

ご参加2回目のKさんです。

前回の悪女シリーズに続く第2弾です。

和歌山弁で、母の郁代がどぎつい言葉を発してもどこか、丸みを帯び可愛らしく感じてしまう不思議さに魅了されたそうです。

優しすぎる娘の朋子は、母親の郁代からひどい扱いばかりされて憎んでいるのに、愛情を捨てられない。母娘の業というか因縁というか、
おそらく二人でやっと一つの人格になっているのではないかな、と聴いていて感じました。
そして戦前からの着物文化、吉原など遊郭の風俗などの色艶やかな文化もふんだんに盛り込まれ、読者を楽しませてくれます。




タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?


タモリをもっと知りたくて。 デビュー時から現在までの、タモリの様々な発言やエピソードを丹念に読み解き、その特異性と唯一無二の魅力に迫る。 親しみ深くて謎の多い、孤高の男の実像とは。 タモリは過去や未来にこだわることの不毛さに対し、若い時から(あるいは幼少時から)問題意識を持ち、考えぬいた末に「現状を肯定する」という生き方を選択した。いかに執着を捨て、刹那的に生きることを選べるか。その実践として、「タモリ」がある。(本文より) 
タモリにとって『いいとも』終了とは何か 
1 タモリにとって「偽善」とは何か 
2 タモリにとって「アドリブ」とは何か 
3 タモリにとって「意味」とは何か 
4 タモリにとって「言葉」とは何か 
5 タモリにとって「家族」とは何か 
6 タモリにとって「他者」とは何か 
7 タモリにとって「エロス」とは何か 
8 タモリにとって「仕事」とは何か 
9 タモリにとって「希望」とは何か 
10 タモリにとって「タモリ」とは何か

わたくし前田の紹介です。

ギネスブックにも載った長寿番組「笑っていいとも」のタモリさんはあまり好きではありませんでした。
番組が終了するまでの10年以上は全く観ていないと思います。
なにかタモリさんから違和感を感じるのです。
タモリ倶楽部」や「ヨルタモリ」とかは大好きなのに。
その違和感が、本書を読み理由がわかりました。
本当に森田一義をよくここまで調べあげたなぁと著者の戸部田誠さんに賛辞を贈るとともに、とにかくはちゃめちゃでめちゃくちゃなタモリと、全体を俯瞰する冷静な哲学者の側面(実際に早稲田大学の西洋哲学を専攻していた)を合わせ持つタモリがより一層好きになりました。

これも個人のブログでまとめて書きたいと思います。今年は良書続きで鼻血出まくりですw
 (*´д`*)ハァハァ 
先にみうらじゅんさんの記事書かないとなぁ。


シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書)

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書)


『シャルリとは誰か?』で私はフランス社会の危機を分析しましたが、11月13日の出来事〔パリISテロ〕は、私の分析の正しさを悲劇的な形で証明し、結論部の悲観的な将来予測も悲しいことに正しさが立証されてしまいました――「日本の読者へ」でトッド氏はこう述べています。 
本書が扱うのは昨年一月にパリで起きた『シャルリ・エブド』襲撃事件自体ではなく、事件後に行なわれた大規模デモの方です。「表現の自由」を掲げた「私はシャルリ」デモは、実は自己欺瞞的で無意識に排外主義的であることを統計や地図を駆使して証明しています。 
ここで明らかにされるのはフランス社会の危機。西欧先進国にも共通する危機で、欧州が内側から崩壊しつつあることに警鐘を鳴らしています。ユーロ、自由貿易、緊縮財政による格差拡大と排外主義の結びつきは、ベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』にも通じるテーマで、前著の議論がより精緻に展開されています。(Amazonより引用)

教授のご紹介です。
【私はシャルリ】。
言論の自由という名のもとに、
セレブたちもこぞって宣言するなど、
メディアでも多く取り上げていました。
なぜこんなにも盛り上がりをみせたのか。
その背景を調べます。

以前にも教授は著者の エマニュエルトッドさんの本をご紹介くださいました。


フランスの歴史人口学者・家族人類学者 で
国ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、世界の未来を予測します。

共通通貨のユーロに代表される経済システムの不平等が中産階級を不安にさせているのが、そもそもの原因。
ドイツの好景気の裏でフランスの経済が滞り、市民のほとんどが不満をもつ状況として分析。

ただ著者の発言はフランス国内で注目を浴びましたが熱狂的な運動をしている市民から批判の的にもなったようです。
フランス革命以来の平等を失い、宗教差別、人種差別を助長しかねない政府主導の運動は、さまざまな問題を起こしかねない、これからの未来に警鐘を鳴らします。


100均フリーダム

100均フリーダム


唐突な商品コンセプト、ざっくりしたデザイン。見れば見るほど味わい深い、すてきな100均クリエイティブの世界。(Amazonより引用)

もう気になるものばかり。例えばこれ。
絶対必要ないけど買いそう(笑)
首のあたり不自然のレベルを通り越し過ぎていますw
f:id:readingsalon:20160204202805j:image

f:id:readingsalon:20160204203325j:image
隈芸者だそうです。
目をよく見るとヤバい雰囲気プンプン(笑)
この残念な感じがたまらないです 。
 (*´д`*)ハァハァ 


ご参加の皆様ありがとうございましたm(_ _)m
いや〜、
いろんなジャンルの本が出ましたね〜。
みっちりお話できました( ´ ▽ ` )ノ



次回は
2月18日木曜日に開催します。
7:10〜8:30
●電源カフェbeez

●料金300円(会場使用料、フリードリンク付き)
会場入り口でお支払い下さい。


今回は皆様がお仕事の為、
読書会終了後わたくしひとり(笑)
ポツーン( ゚д゚)

たまには別の場所で朝食をと思い歩き始めたら、呼ばれました。
足が勝手に動いてますw

渋谷の宮益坂にある御嶽神社です。

f:id:readingsalon:20160205221547j:image
f:id:readingsalon:20160205221552j:image

そういえば前日が2月3日の節分祭で
お賽銭箱のそばに、お豆が置いてありました。
【ご自由に】とのお言葉に一つありがたく頂戴し、もちろん参拝料とお豆代は納めさせていただきました。
f:id:readingsalon:20160205223236j:image
ここはアニメ『お伽草子』の東京編に登場する神社で以前より知っていました。

お伽草子 1 (初回限定版) [DVD]

お伽草子 1 (初回限定版) [DVD]




狛犬さまも日本でも珍しい日本狼で
とても美しいお姿です。

神社とは誠に心落ち着く場所ですね。
ひとときの安らぎをいただき、ありがとうございました。


今日のお別れの曲は
「Cry baby」です。
ではまた次回に( ´ ▽ ` )ノ