朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

第55回朝活読書サロンCollective Intelligence

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こんにちは。
読書サロンへようこそ。

先日
『花吐き乙女』という作品を読んだ前田です。
種堂(たねどう)准教授が研究を続けている「嘔吐中枢花被性疾患」通称「花吐き病」。その症状は、片思いをこじらせて苦しくなると突然花を吐いてしまうというもの。はるか昔から流行・潜伏を繰り返しながら現代まで続くこの不思議な病気をめぐる、せつなくて切実な恋物語。(Amazonより引用)
【花吐き病】という病が
古えより続いているという設定で、
物語は一話ごとに登場人物の一人にスポットを当てて進行します。
苦しい片思いをすると、美しい花を吐き出します。
未感染者は、その花に触れると感染します。
そうして一生保菌者になるのです。
この病に特効薬はまだ見つかっておらず、
唯一治る方法は、想う相手と両想いになること。

叶わぬ恋ゆえ花を吐く。
両想いは遠い夢。
涙は流れ、美しい花が咲くばかり。

なんとも胸に迫る切ないお話でした。


前置きが長くなりましたが、

本日は第55回朝活読書サロンCollective Intelligence を開催しました。
イベントページはこちら。





最強の成功哲学書 世界史

最強の成功哲学書 世界史


世界史こそ、最強の成功哲学書である。 
世界史5000年の歴史から生まれた「15の成功法則」とは?ビジネス・人生に効く、すごい世界史 ナポレオン、ハンニバルビスマルクユスティニアヌス大帝etc 歴史に名を残す者たちは、なぜ偉業を達成できたのか? 答えはすべて歴史の中に。偉人の叡智を武器とせよ! 
【人生を切り拓く15の成功法則】 
第1章 逆境は飛躍の糧 
不遇時代をどう過ごすか。それが未来の飛躍を決める。 
第2章 天は自ら助く者を助く 
絶望にあっても諦めない。その者にのみ幸運の女神は微笑む。 
第3章 百戦百勝は善の善なる者に非ず 
勝てば勝つほど敗北へと近づく。強い者ほど弱く、弱い者ほど強い。 
第4章 戦術と戦略を見極めよ 
目先の勝利に囚われて大略を見失ってはならない。
第5章 最大の危機こそ好機 
ピンチとチャンスは同じ形をしているもの。 
第6章 方針貫徹か、転換か 
状況が変われば方針も変わる。ひとつの方針に執着してはならない 
第7章 常勝の秘訣は戦力集中 
水滴とて一点に集中させれば石をも穿つ。 
第8章 小出し遅出しは兵法の愚 
押すときは一気に、退くときも一気に。しかもタイミングを逃さない。 
第9章 小さな躓きは神の助言 
行動を起こそうと思った矢先の小さな躓き。それは神の助言である。 
第10章 囲む師は必ず闕く 
窮鼠は猫を噛むもの。あえて敵に逃げ道を与えることが楽に勝つコツ。 
第11章 押さば引け、引かば押せ 
敵が強大であるとき、正面から戦うのは愚。堪え忍ぶことが肝要。 
第12章 能ある鷹は爪隠せ 
優れた才能は「諸刃の剣」である。ときに我が身を亡ぼす。 
第13章 才ある者に任せよ 
人の上に立つ者は優秀である必要はない。使いこなせればよい。 
第14章 死中に活あり 
追い詰められたときに弱気は禁物。あえて敵陣に突っ込む。 
第15章 学びて思わざれば即ち罔し 
知識を得たことで満足する者は多い。 
しかし、実践の裏打ちなき知識など無意味である。
偉人の叡智を武器とせよ!リーダーシップ、戦略・戦術、交渉・駆け引き、意思決定、人生を切り拓く15の成功法則。(Amazonより引用)
楠田さんのご紹介です。
神野さんは河合塾世界史講師なのですね〜。
人気講師らしいリズムを感じる見出しです。
ナポレオンは、ものすごいスピードで出世したと思われがちですが、
実は長い時間をかけ力を蓄え、
種蒔きをコツコツし、
チャンスが来た瞬間に掴むことができた人物なのです。
歴史上の人物から生きる智慧を学ぶ一冊。

どこに目をつけて、何を調べるのか―。26年の実務経験を持つ元国税調査官が、豊富なエピソードから語る税務調査の実態。(Amazonより引用)
ルーシーさんのご紹介です。
確定申告の時期で、ヒーヒー😱だった方も、
余裕だった方にも来年ゆとりを持って
税に興味を持って取り組んでいただけるように、とオススメいただいた一冊。
税務調査の際に、どのポイントを税務署員は
チェックしているのか、現場での生の声は貴重ですね。
「税理士に任せている」などはNGワードらしいですぞ。
一体どう言えばいいのだーー(つД`)ノ


ラバー・ソウル (講談社文庫)

ラバー・ソウル (講談社文庫)


専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。 偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしま・えり)を座らせる。 大胆不敵、超細密。 ビートルズの名曲とともに紡がれる、切なく衝撃の物語。 空前の純愛小説が、幕を開ける――。 
幼い頃から友だちがいたことはなかった。両親からも顔をそむけられていた。36年間女性にも無縁だった。何度も自殺を試みた―そんな鈴木誠と社会の唯一の繋がりは、洋楽専門誌でのマニアをも唸らせるビートルズ評論だった。その撮影で、鈴木は美しきモデル、美縞絵里と出会う。心が震える、衝撃のサスペンス。(Amazonより引用)

Kさんのご紹介です。
醜い容貌の主人公が、美しいモデルに恋をする。
そんな恋は、主人公のコンプレックスが故に
切ない気持ちを歪めストーカーのように変身させてしまう。
読んでいて、気持ち悪くならず、むしろ主人公に同情や共感させてしまう作者の実力に唸りっぱなしだったそうです。

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

世界最高の小説は何か。候補の筆頭につねに上げられるのが、この作品だ。だが、日本では同時に、翻訳が難解とも言われてきた。ドストエフスキー研究者・亀山郁夫は、この訳業を自分の課題として引き受けた。作者の壮絶な「二枚舌」を摘出する新訳は、流れ、勢いを損なわない。人物たちが[立っている]。主人公アリョーシャが、初めてリアルな人間として描かれ、物語を導いていく。
■未完にして空前絶後 
文豪ドストエフスキーの遺作にして最大の作品。第2部も構想されたが1部のみで中断。しかし空前絶後のスケールをもった小説が完成した。帝政崩壊の予兆をはらむロシアのある町で殺人事件が起こり、ミステリータッチの衝撃的なストーリーが展開される。全4分冊、以下続刊。
「エピローグ」では、主人公たちのその後が描かれる。彼らそれぞれに、どんな未来が待ち受けているのか…。訳者・亀山郁夫が渾身の力で描いた「ドストエフスキーの生涯」と「解題」は、この至高の名作を味わうための傑出したすばらしいガイド=指針となるにちがいない。(Amazonより引用)

シゲさんのご紹介です。
シゲさんの毎日掲載している書評はこちら。






わたくしもこの名著のはるか高い山を
登りたい。
世界の文学史に名を残した名作を。
オンライン上の読書会千年読書会で2ヶ月くらいかけて制覇しようか妄想中。

今月は谷崎潤一郎の『春琴抄』です。
中国進出日本企業の実態とは、どのようなものであろうか。実際に利益を上げているところはほとんどない。一部、利益を上げているとされる会社の中には、現地社員の人件費を本社もちなどという例もあり、実態はきわめて不透明である。また何をするにしても官僚への賄賂が不可欠であり、寄付の強要も日常茶飯である。契約書はあってもないに等しい。しかも日本に対しては何をしても許されるという官民共通の了解があるから、手におえない。大使館もまったく役に立たないばかりか、中国の立場を代弁する場合すらある。こうした実態は、当該企業の口からはもちろん、マスコミも絶対に書かない。近年の中国経済の成長ストップに伴って、欧米企業が中国投資をどんどん減らしている中で、日本一国だけが増やしているというおかしな事態は、どうして起こるのだろうか。それは、日本の企業担当者は、こうした中国ビジネスの実態をまったく知らないからだ。ごく一部の例外を除いて、ほとんどの企業の中国ビジネスがすでに破綻しており、さらには撤退しようにもそれすら許されないという蟻地獄に陥っている。本書はその実態を白日の下にさらし、今後中国進出を検討している企業への警鐘を鳴らす。同時にそうした事実を全国民が掌握することで、今後の日中関係を考える一材料となることを期待している。(Amazonより引用)
キングのご紹介です。

詳しくはキングの書評ブログをご覧ください。

今回の読書会の様子もブログに書いていただきました。
ありがとうございますm(_ _)m



ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』著者 水野和夫氏推薦! 戦後の経済成長至上主義の限界を見据え、「次の豊かさ」を説く情熱に打たれる。 
1000兆円を超える財政赤字、すでに1945年の敗戦時を上回っている日銀のバランスシートに占める国債の割合、 そして円安による輸入物価の上昇……。 
財政破綻や円暴落のリスクは、もはや回避不可能ではないかと思われるぐらい高まっている。 
万一現実化した場合に、その被害者となり苦しみを味わうのは国民だ。 
安倍総理は責任を取って首相を辞めるだけで、被害は補償してくれない。 
本書はアベノミクスが生むリスクとコストについて警鐘を鳴らすとともに、危機への備えとしての地域社会自立の重要性を論じ、物質的な豊かさのみの追求から脱し「足るを知る」新しい価値観を築くことを提唱する。 
第1章 迫りくる財政破綻の足音 
第2章 財政破綻の引き金のロックはもう外れている
第3章 円高トレンドから円安トレンドへ 
第4章 自立した地域社会が日本を救う 
第5章 「足るを知る」ことが第一歩 (Amazonより引用)
キングがブログで詳しく説明されてますので、
こちらをご覧ください。


いまやネットにつながるデバイスは90億台を超え、2020年までには500億台になる。脳や自然界のネットワークを見れば、過成長状態にあるインターネットは早晩、「限界点」迎えて内部崩壊を果たす。(Amazonより引用)
攻殻機動隊」を連想する内容ですね。
まだキングは読んでいる途中だそうなので、ブログが待ち遠しい。

伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力

伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力


灘校一筋50年、そして人生100年の伝説の教師として語りつがれる橋本武が授業を通して、教え子たちに本当に伝えたかったこと。
著者について
橋本 武(はしもと たけし) 
1912(明治45)年京都府生まれ。2012年に100歳を迎える。 34(昭和9)年に東京高等師範学校(後の筑波大学)を卒業、旧制灘中学校の国語教師となる。小説『銀の匙』を中学3年間かけて読み込むという前代未聞の授業を行い、 公立高のすべり止めに過ぎなかった灘校を名門進学校に導く。62年、『銀の匙』2期生が灘校初の京大合格者数日本一、さらに68年には『銀の匙』3期生が、私立高として 初の「東大合格者数日本一」になる。71歳まで50年にわたり、灘校一筋で教壇に立つ。84年に退職。退職後は文筆活動を続けながら、いまだに地元のカルチャーセンターなどで 現役講師として活躍する。 
教え子に、作家の遠藤周作、神奈川県知事の黒岩祐治、東大総長、東大副総長、最高裁事務総長、日本弁護士連合会事務総長数など、日本の各界のリーダーがいる。 (Amazonより引用)
わたくし前田の紹介です。
遠藤周作さんのエッセイに
灘校時代のことを語っているのですが、
当時の学校にしては、自由な雰囲気が伝わってきました。ちゃんと番長とかもいたり(笑)
遠藤周作さんはビリから数える方が早い落ちこぼれと仰っていますが、狐狸庵先生と亡き後も今でも日本で愛される大作家さんとなりました。

ひとり一人の人間力を高める武井先生の授業。

皆さんも今までの学校生活で記憶に残る授業や先生はいらっしゃいますか?
わたくしは小学3年のとき担任だった須藤先生だけです。
この本を読んで改めて恩師に感謝しています。
教育とはどういうものか、
人を育てるとはどういうものか、
大人になれば誰もがぶつかる壁です。

武井先生の言葉を引用します。
必要以上に勉強したことがゆとりにつながる。これが本当の意味での「ゆとり教育」なのです。
本当のゆとり教育というものは、「詰め込み」が重要になってくると思います。もちろん、受験のための詰め込み教育は問題外です。ここでいう詰め込みとは、いわば「教養の詰め込み」のこと。
この上積みこそが、受験などという近視眼的な目標ではなく、人生の方々で待ち受ける難問にぶち当たったとき、必ず役に立つわけです。




せかいいちのねこ (MOEのえほん)

せかいいちのねこ (MOEのえほん)

「なんてやさしいねこたちなんだろう。 ぼくも あんなやさしいねこになりたい」 
猫になりたいと願うぬいぐるみのニャンコと、 旅先で出会う本物の猫たちとの心あたたまる絵物語。 
猫たちの優しさにふれて成長していくニャンコ。
 「せかいいちのねこ」とは…。 ほんとうの幸せとは…。 個性豊かな猫たちの姿も愛らしい絵本。 (Amazonより引用)
Micoさんのご紹介です。
ヒグチユウコさんの作品の大ファンだそうで、
次の一冊も同じ作家さんが描く猫さんが表紙。

表情のひとつ一つが愛らしく感じます。
ぷっくりした体や目がとってもチャーミング♡
作者の猫への愛情がたっぷりで幸せな気持ちになりますよ。

絵本の紹介動画がありましたのでどうぞ。
(ただしナレーションが聴きづらいので音量オフがオススメ)

MOE特別編集 I LOVE 猫絵本 (白泉社ムック)

MOE特別編集 I LOVE 猫絵本 (白泉社ムック)


絵本作家のかわいい猫の絵に出会える! 猫好き、イラスト&雑貨好きの女性、絵本ファンに贈るムックが誕生! (Amazonより引用)

猫好き集まれ〜〜\(^o^)/ ニャー♪


井の頭公園の奥深く潜む、夜にしか開かない図書館。生い立ちに消えない痛みを刻むオリエ。過去に妹を傷つけたことを悔やみ続ける兄・スグルと、彼を救済したい妹・マナミ。前世の記憶をもてあますキリコ。〈永遠なる〉ドラゴンに導かれるように集う彼らは、痛みとともに、それぞれの〝性〟と〝禁忌〟を解き放ってゆく。ミステリアスな官能長篇。(Amazonより引用)

今年、マダムは龍に縁がある年ということで、
手にとったそうです。
【ミステリアスな官能長編】との帯に
期待大!
しかし、ん〜〜💦
官能度数低めだったようでマダム少々残念。


皆様、ご参加いただきありがとうございました!

次回3月24日に開催予定です。
●電源カフェbeez

●料金300円(会場使用料、フリードリンク付き)
会場入り口でお支払い下さい。

皆様のお越しを心よりお待ちしてますm(_ _)m


本日のお別れの曲は
Incognito "Still a friend of mine "です。


ではまた次回( ´ ▽ ` )ノ