朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

第52回朝活読書サロンCollective Intelligence




こんにちは。
読書サロンへようこそ。

先日の重大会議でのカラオケで声が枯れたのか、乾燥してノドがカラカラなのか、
どちらでもいいのに、
なぜか原因を特定したくなったそんな寒い朝、

第52回朝活読書サロンCollective Intelligence を開催しました。

イベントページはこちら。
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ではでは本日ご紹介いただいた本です。

もしもあなたが、ありがちな不幸物語を期待して本書を手にしたのだとしたら、まったくの見当外れだ。 「風俗嬢は不幸な存在である」という陳腐なファンタジーは、本書には一切登場しない。(序文より)
現役風俗嬢による未曾有の風俗肯定論!! 風俗嬢。この言葉に人は何を連想するだろうか。セックスを金で売る堕落した女。他に行き場を失った哀れな女。体で稼ぐ他に能のないバカな女。いずれにしても、そのイメージは暗い。風俗嬢という言葉の周縁には、いつだって「不幸」の二文字が、亡霊のように漂っている。しかし、果たして風俗嬢とは、本当に「不幸」な存在なのだろうか。 この問いに対し、本書は敢然と「否」を叩き付ける。風俗嬢は、堕落した女でもなければ、哀れな女でもなく、あまつさえ、能無しのバカ女どもでもない。風俗嬢とは、高度な専門技術と特殊な才能を兼ね備えた、現代のビジネスウーマンである。 本書は、現役の風俗嬢によって書かれた、風俗嬢、風俗業界の現在についての本である。そして、その執筆の過程において期せずして炙りだされることになったのは、「風俗嬢は不幸な存在である」という虚妄の正体、風俗嬢を「不幸」と見做さずにはいられないフツーの人々の、異様な姿だった。 
<目次> 
序章 不幸物語の終焉 
第一章 風俗で働いたら人生変わった 
第二章 だから風俗嬢は面白い 
第三章 風俗嬢とは一体何者なのか 
第四章 風俗を巡る誤解と偏見 
第五章 誰が風俗嬢を殺すのか 
第六章 これから風俗で働く人のために (Amazonより引用)
キングのご紹介です。

著者のかおりんさんは、風俗で働く女性への
偏見と誤解を解くため、
いろいろな活動を続けているそうです。
お客様に触れるという究極の接客業とは、
心もカラダも近づくカウンセラーのような資質も必要とします。

昔、遊女の中でも数人しかいない花魁や太夫も
幼い禿の時から、徹底的に古典や書道、茶道、和歌、箏、三味線、囲碁などの教養、芸事を仕込まれ究極の接客業の誇りを持って働いていました。


かおりんさんは、世界に比べて保護も無く激安で売られる日本の風俗の実体を世の中に知らせ、改善したいと切に願い活動しています。

ただ、もう少し題名を変えた方が良いような気が…。
逆に興味本位の人を狙って読んでいただく作戦なのかなぁ。編集者の意図がわかりづらい…。

キングの書評ブログはこちら。

今回の様子をブログで紹介していただきました。いつもありがとうございますm(_ _)m


タブーはないが、モラルはある。 「目が合う」ということと「セックスをする」ということの間に大きな一線がなかった古代。 「優雅な恋物語の世界」と思われがちな平安時代ですら、文学や絵巻物からは、強烈な「人間生理」とともに世界を認識していた日本人の姿が浮かび上がります。 歌舞伎や浄瑠璃の洗練されたエロチック表現や、喜多川歌麿の錦絵に見られる独特な肉体観など、世界に類を見ない、性をめぐる日本の高度な文化はいかに生まれたのでしょうか? 西洋的な【タブー】とは異なる、国民の間で自然発生的に理解されていた【モラル】から紐解く、驚天動地の「日本文化論」を論じた一冊となっております。 
【目次】 
タブーはないが、モラルはある 
Introduction-現代の日本に性表現のタブーはあるのか? 
「性表現の自由」をうっかり語ると笑っちゃう/「性表現の規制」の中の自己規制/ 
エロスの経済事情/成人映画と一般映画の違い/思春期的な問題/ 
「芸術か、猥褻か」という下らない論争/逆にその方が煩わしい/ 
「猥褻でなぜ悪い! 」という問題ではない 
第一章 それは「生理的なこと」だからしょうがない 
世界は具体的にはじまる/「子供を作る行為」の始まり/「まぐわいしない?」とナンパする/ 
アメノウズメの見せるもの/それをいやがる和泉式部/清少納言の場合/女であることの証明/ 
日本のオッパイ文化/オッパイを描く歌麿の謎/英泉の描く腋毛のある女/晴と褻/ 
自分の身体で世界を把握する/ウンコだらけの平安京 
第二章 「FUCK」という語のない文化 
性的タブーとはどんなことか/神様は「まだ早い」と言う/古代日本の性的タブー/ 
タブーはないがモラルはある/率直だが卑語はない/『万葉集』の恋の歌/ 
逢ひ見ての後の心に比ぶれば/強姦する光源氏/強姦と和姦の間の微妙な一線/ 
顔を見せるか見せないか/いいのか悪いのか分からない平安時代/「夜」という時間の持つ意味/ 
「顔を見せろ」は強姦と同じ/自分の肉体を自分で把握しない/丸出しの肉体表現 
第三章 男の時代 
少女マンガ的な『源氏物語』/肉体関係以外に他人と関係を結ぶ方法はない/ 
女を介在させる同性愛/男に意味のない時代/藤原頼通の不思議/藤原頼通のストレス/ 
かなりマッチョな少年愛/性的主導権と人事権/武士の時代/恋の至極は忍恋/ 
葉隠』の武士道原理主義/セックスさえもセレモニー/「遊女」とはなんだ/ 
男の本音はまた違う/和歌の詠めない男達/女から男へ/和歌的日本語の限界/ 
下品を志向する文学/近松門左衛門と女のフンドシ (Amazonより引用)

平安時代、目が合うことを【まぐわう】と言ったそうです。
まぐわうとは性行為を指します。
だから高貴な女性はいつも目が合わないように御簾の向こうにいたのですね〜。
なるほど〜。

詳しくは、キングの書評ブログはこちら。

仕事で成果が出ない、楽しみにしていたレストランが閉まっていた、恋人にふられた、 誕生日なのに誰からも誘われない、職場や学校に嫌いな人がいる、やる気が起きない……などなど、 人生には、面白くないことがたくさん起こります。でも、それって本当にどうにもならないことでしょうか? たしかに、起きてしまった「できごと」はもうどうにもなりません。 けれども、それをどう解釈するかで、感情はいくらでも変化します。 そう、解釈ひとつで、目の前の現実は、世界は素晴らしい場所になるのです。 この本は、こんな時はこう解釈するという「ものの見方」や、どこにフォーカスすると人生がもっと面白くなるか、 その視点の持ち方を、日常によくあるシーンに落とし込んで、70個ご用意しています。 この本を読み終わるころには、あなたは大空を舞う鳥のように、自由な視点から、 俯瞰して自分の人生を眺められるようになるでしょう。 (Amazonより引用)


楠田さんのご紹介です。
前回は嫁本(奥様オススメ本)でしたが、

今回は《夫婦本》をご紹介いただきました。
それは夫婦共通の本を読み学び、成長する為の本という意味があるそうです。

ちらっと読ませていただきましたが、
視点が自己啓発にありがちな言葉ではなく
「??」と少し理解できなくて考える瞬間がある言葉だなぁと感じました。
視点の置きどころを一般常識と少しずらして提案しているからだと思います。

前向きな言葉が、斜め上を行っているのです。
悩みや自分の考えが狭くなりそうなとき、これを読めば壊すきっかけになるかもしれません。


人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

米国「TIME(タイム)」誌 世界で最も影響力のある100人に選ばれました! ニューヨーク・タイムズ No.1ベストセラー! この本は、「一度片づけたら、二度と散らからない方法」 について書いた本です。 「そんなことはありえない」 そう思った方にこそ、 じつは読んでいただきたい本でもあります。 著者の近藤麻理恵さん(こんまり先生)は、 床が見えないゴミ部屋を ホテルのスイートルームのように劇的に変える 片づけコンサルタント。 5歳のときから 「ESSE」や「オレンジページ」等の主婦雑誌を愛読し、 中学3年のときには、ベストセラー『「捨てる!」技術』を読んで開眼、 以来、本格的に片づけ研究を始めたそうです。 そして、大学2年のとき、コンサルティング業務を開始、 「こんまり流ときめき整理収納法」を編み出しました。 
その極意をひと言でいうと…… 
まずは、「捨てる」を終わらせる。 そして、一気に、短期に、完璧に片づける。 これを正しい順番で行うと、 二度と散らからなくなり、一生、きれいな部屋で過ごせる というのです。 しかも、著者のコンサルティングを受けたお客さんから ほとんど毎日のように「人生が劇的に変わった」と、 たとえばこんな報告のメールが届くそうです。 「おだやかになったね、といわれるようになった」「営業の仕事がたくさんとれるようになった」 「気乗りしないお誘いも、断れるようになった」 「仕事の面で、迷わなくなった」 「会いたかった人から、連絡がくるようになった」「なぜか3キロやせた」 「自分が持っている力に気づけるようになった」 この「人生がときめく片づけの魔法」を手に入れて、 新しい人生のスタートを切ってください(Amazonより引用)

ふーみんさんのご紹介です。

よく収納術の本には
「一年使わなかったら処分する」と書いてありますが、こちらは
「これを持っていて、ときめく?ときめかない?」で判断します。

私服☞書類☞思い出の品の順に捨てる。
そしてありがとうと感謝して捨てることを忘れずに。

最後は【片付け祭り】と銘打ち、
片付ける!祭りだワッショイ( ´ ▽ ` )ノ

これでお部屋スッキリになること間違いない!

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))


女性実業家・富小路公子が突然、謎の死を遂げる。公子は持ち前の美貌と才能を駆使して、一代で財を成した一方で数々のスキャンダルを起こしたことから、マスコミからは「虚飾の女王」「魔性の女」などと悪評を書きたてられていた。物語は、そんな公子と関わった人物27人へのインタビューを綴ったものである。(Wikipediaより引用)

初参加Kさんのご紹介です。

最近悪女に魅力を感じるとおっしゃるKさんに悪女萌えのキングは大喜びでした(笑)

早朝に官能と悪女萌えを自由に語れる読書会。
素晴らしい\(^o^)/

主人公は人によってころころ性格を変えるので、証言や印象がまるで違います。
しかしその悪女の主人公の魅力に
読者が引き込まれてゆきます。
作品を描く有吉佐和子の凄さと
奥深さに魅入られてしまったそうです。


放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)


大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々―。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。

しょこたんのご紹介です。
この一冊は、しょこたんのお母様から高校生の時に贈られたそうです。
何度も何度も読み返し、
その度に新しい発見やときめきを感じ、
お母様の想いを感じながら、
本と共に成長しました。
見せていただいた一冊の本。
読んだ跡がたくさん残っている歴史を感じるものでした。
とてもステキなお話ありがとうございます。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?


   出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。
試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。物語仕立てのビジネス啓発書としては「短編」の部類に入る本書。シンプルながら味わいのある1冊である。(棚上 勉)(Amazonより引用)
わたくし前田の紹介です。
たまにある呼ばれた本。
略して、
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!の本です。
わかりづらいので説明すると、

ストーリーもろくに知らない本なのに、
いつの間にか目に留まり
どうしても欲しくなる本の事です。

前回みうらじゅんさんの本

「ない仕事」の作り方

「ない仕事」の作り方



を紹介したのですが、内容は違うのですが
同じ核心をついたものなのです。
今回の『仕事は楽しいかね』中では、
新しいアイデアが欲しいなら
自己啓発書を読むな】
【ビジネス書を読むな】
ということを強調して説いています。

長くなりそうなので、
個人のブログにまとめて書きたいと思います。

科学がつきとめた「運のいい人」

科学がつきとめた「運のいい人」


運のいい人に共通する「行動パターン」「考え方」「物事のとらえ方」とは?「日本一優秀な頭脳の持ち主」の称号を得た著者が教える、強運になる方法。(Amazonより引用)

Micoさんのご紹介です。

人間の脳には一定のストレスがかかったときにシナプス(神経細胞)をつくる、という傾向があります。
【必要は発明の母】と言う言葉がありますが、

必要に迫られると、
あれこれ工夫がなされ発明を生むから、
必要は発明にとって母親のようなものだということ。
これが、運の良い人だと
自分の目の前をただ通過したものを
チャンスと見抜き、掴めるのです。

Micoさんは、私が先述した【呼ぶ本】を例に
カラーバス効果を説明してくださいました。


【艱難汝を玉にす】
その辺にある石ころの私が
玉になる日は果たしてくるのか⁉︎


ご参加の皆様、寒い中お越しいただきありがとうございましたm(_ _)m

読書会終了後、
女性4人で焼きたてパンをいただきながら、
ワイワイあらゆるジャンルを語る女子会をしました♡皆さん才知溢れる方ばかりなので、話が尽きない。
楽しかった〜♪


次回
2月4日木曜日に開催します。

7:10〜8:30

●電源カフェbeez

●料金300円(会場使用料、フリードリンク付き)
会場入り口でお支払い下さい。

皆様のご参加心よりお待ちしてます。




今日のお別れの曲は、
『この世の限り』です。

ではまた次回( ´ ▽ ` )ノ