朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

【今年は本の読み方を変えます】 佐藤優『交渉術』

こんばんは。readingsalonのブログ、共同執筆者の北澤です。毎週土曜日あらため毎月第一土曜日を基本に、読んだ本や本にまつわる事柄について書いていきたいと思います。ブクレコという本のSNSで、一日一冊読んだ本の感想を書いていますので覗いてみて下さい。


今日は本の紹介ではなく本の読み方について。本の読み方は人それぞれだと思います。もちろん、上で挙げたブクレコなど本のSNSへのレビュー(読んだ本の感想)の書き方も人それぞれ。


私が今の様な本読みになり始めたのは5-6年程前でした。父親が読書家だったので素養はあったかもしれませんが、最も本を読んでおくべきであろう高校生、大学生時代には残念なくらい本を読んでいませんでした。本当にもったいない...


本読みになり始めた当初は自己啓発系を多く読んでいました。読む本の情報収集源は土井英司のBBMビジネスブックマラソン)が多かったですね。これは登録すれば一日一冊のビジネス書中心の書評が届くメルマガです。


これがブクレコを使い始めてから変わっていきました。レビュワーの皆さんは一癖も二癖もあるツワモノ(笑)それぞれに面白い読書の偏りがあります。また、読書会に参加したことも大きかったですね。自分では手に取らない本が次々と紹介されます。


ブクレコや読書会のおかげで随分と読む本の幅が広がりました。それまであまり手を付けなかったノンフィクション科学系の本や歴史書など。これまでの実用のための読書から趣味の読書へと変わっていきました。そして昨年は完全に趣味と割り切って本を読んでいました。


それまでの流れを断ち切る出来事、起こるものですね。昨年末に起こりました。そして、趣味と割り切っていた読書を、今年は実益中心へ舵を切ることに決めました。もちろん息抜きの読書もしますが、今年は選書が偏ることになりそうです。


年始早々に読んだのが佐藤優『交渉術』でした。私、佐藤優信者なのですが、この本は今の心境でなければ手にしなかったかもしれません。タイトルが「交渉術」と直球です。パラパラと眺めて、得られるものがあるだろうと読み進めました。



ハードカバーで読みましたが文庫が出ていますね。比較的初期の著作でしょうか。アルコール、お金、セックス(ハニートラップ)など、外交官として「失敗」を重ねてきた佐藤優が、自分のようにならないためにはどうすれば良いかという視点で書いています。


本書から得られたことは何かといえば、それは人それぞれなのでしょう。得られるものなど何もない! という人もいれば、米原万里が出てくるエピソードが楽しめた、以上! という人もいるでしょう。それで良いのだと思います。


ちなみに私は両者でした。私が本書を読んで最も参考になったことはブクレコに書いてあります。ご興味がある人は見てみて下さい。後半は米原万里が出てくる件がいくつかあります。ファンの人は楽しめると思いますよ。佐藤優に物書きを進めたのは彼女だそうです。


今年は本の読み方を変えています。それとともにレビューの書き方を変えました。別のステージに自分を持っていくために、今年は本にまつわることを変えることを決意しています。一番の決意は読む量を減らすということです。その分、濃い読書内容にしていきたいと思います。


投稿ペースは落ちますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。