読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

【外に出て足元の良さを知る】『日本語は天才である』『知っておきたい「食」の世界史』

こんにちは。readingsalonのブログ、共同執筆者の北澤です。毎週土曜日に、一週間で読んだ本の中から一冊を紹介しています。ブクレコという本のSNSで、一日一冊読んだ本の感想を書いています。よろしかったら覗いてみて下さい。


毎週土曜日と言っておきながら先週は休んでしまいました。中国出張に出ており、通信環境があまり良くなかったこともありお休みさせていただきました。白酒(バイチュウ)乾杯(カンペイ)攻撃にやられていたという裏事情もあるのですが...


さて、本日は二冊紹介したいと思います。両方とも中国出張中に読んだ本です。




柳瀬尚紀著『日本語は天才である』

宮崎正勝著『知っておきたい「食」の世界史』


ともに中国にいながら日本の良さを感じさせる一冊でした。中国にいたからこそ、と言い換えてもいいかもしれません。柳瀬尚紀さんは著名な翻訳家、宮崎正勝さんは国際交流史を専攻されている方です。両方とも読み応えのある著作でした。


柳瀬尚紀さんは『フィネガンズ・ウェイク』という小説の翻訳で有名な方です。この作品はなかなか手強いようですが挑戦してみたいと思わせました。この『日本語は天才である』を読まなかったら手を出そうと思わなかったかもしれません。



宮崎正勝さんの「知っておきたい」シリーズには『知っておきたい「酒」の世界史』と『知っておきたい「味」の世界史』もあります。両方とも読んでみたいと思いました。専攻外にもかかわらず良く深堀りされているので存分に楽しめます。




本日紹介した二冊目の本、中国で読んだ二冊の本に共通することは「外に出てこそ足元の良さを知ることができる」という気づきです。中国に行くと日本の素晴らしさが実感できます。例えば、トイレ。すごいんですよ、中国のトイレ事情は。


中国は食が多様な国です。最も消費されるのは豚肉ですが、なき声以外はすべて使うと言われるくらい徹底的に使いこなすそうです。中国料理は火を通す食文化、日本はどちらかといえば生食の文化。この背景には風土や国土の差があるのです。


『知っておきたい「食」の世界史』では食卓を小さな大劇場に見立て、食という我々の生活に欠かせない身近なものを素材にして歴史の流れを考えさせてくれます。つまり楽しみながら歴史に接することができる一冊なのです。これは美味しい。


中国は食ばかりでなく言葉も多様な国です。初めて知ったのですが、妻を表す言葉にチーズと発音するものがあります。これ以外にもタイタイやアイレンといった言葉も。微妙にニュアンスが違うのでしょうけれども、面白いなと関心しました。


転じて日本に目を向けるとそれどころではありません。妻から始まり、奥さん、家内、かみさん、女房、嫁、連れ、果てはワイフなどなど。中国どころではない多様さに驚きました。この驚きを『日本語は天才である』では感じさせてくれます。


外に出て比較してこそ知ることができる足元の良さがあるものです。これも本という連れがあったからこそ。今回の中国出張では本、読書が心の支えとなりました。同行してくれた本たちにありがとうと言いたいですね。謝謝(シェイシェイ)!