朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

【ひとり短歌部を始めてみました】『今日の放課後、短歌部へ!』

こんにちは。readingsalonのブログ、共同執筆者の北澤です。毎週土曜日に、一週間で読んだ本の中から一冊を紹介しています。ブクレコという本のSNSで、一日一冊読んだ本の感想を書いていますので覗いてみて下さい。


本日紹介する本はこちら。



千葉聡著『今日の放課後、短歌部へ!』


著者は歌人であり教師です。本書は熱血歌人教師として、横浜市立戸塚高校での5年間の奮闘を描いたエッセイ。歌人教師なのでもちろん随所に短歌が織り込まれています。私はこれを読み始めてからすぐに短歌が詠みたくなってしまいました(笑)


そして「ひとり短歌部」を始めることにしたのです。さっそく今日からTwitterで「ひとり部活動」を始めました。一日一句を目指して詠み続けていきたいと思います。そんなことをさせるくらいに不思議な魅力が溢れている青春短歌エッセイです。


本書を手にしたのには理由があります。我々が主催している読書会「朝活読書サロン Collective Intelligence」で、発起人のMicoさんが『いるか句会へようこそ!』という本を紹介してくれたのですが、その残像が焼き付いていたからなんです。


千駄木にある往来堂書店という本屋さんで目に留まりました。普段ならおそらく手に取らなかった可能性が高い。これはMicoさんに感謝です。


千葉聡なので「ちばさと」先生。戸塚高校に赴任してきたちばさと先生。5年後は桜丘高校に着任することになります。5年間で生徒たちとともに大きく成長するちばさと先生。戸塚高校での着任挨拶と桜丘高校での着任挨拶が何ともたまりません。


生徒たちとの感動的な触れ合いが散りばめられています。涙腺がゆるめの人は要注意ですよ。電車の中では読むのはおすすめしません。お気に入りは本を貸してくれる女生徒とのエピソード。次から次へと本を貸してはその感想を問う彼女の真意は?


短歌の魅力がいっぱいの一冊です。これは大当たりでした。Micoさん、ありがとうございます。ちばさと先生の本、こちらも気になる。読んでみよう。