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朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

【たまには映画も観るのです】『ヒトラー演説 熱狂の真実』

こんばんは。readingsalonのブログ、共同執筆者の北澤です。毎週土曜日に、一週間で読んだ本の中から一冊を紹介しています。ブクレコという本のSNSで、一日一冊読んだ本の感想を書いていますので覗いてみて下さい。


今日はいつもと趣向を変えて、本と映画をセットで紹介します。本は以前に読んだものですが、映画は先程に観終わったばかりです。



高田博行著『ヒトラー演説 熱狂の真実』


この本は書店で見掛けて読んでみました。楽しいですよ、沖縄美ら海水族館ジンベエザメのごとく回遊して、気になる本をぱくぱく食べていくのは。さて、ヒトラーといえば声を張り上げ大きな身振りで聴衆を煽り立てるイメージですよね。


本書はその実像がどうだったのかを分析している一冊です。この本は二つの読みかたができます。演説やプレゼンのテクニックを学ぶという読みかたが一つ。そして、もう一つはいかに政治家に騙されないようにするかという読みかたです。


演説でのし上がったヒトラーが演説によって潰れていく様がとても興味深く読めます。政権末期、その言葉にはそれまでの専門的知識は見られず、非現実的な構想が多くなっていったそうです。演説に始まり、演説に終わってしまったヒトラー


演説の天才だったヒトラーには、実は演説の訓練を受けていた。デヴリエントというオペラ歌手から発生やジェスチャーの指導を受けていたそうです。この史実をヒントに制作されたのが2007年のドイツ映画『わが教え子、ヒトラー』です。



類い希な演説の才能で民衆の心を掴んだ独裁者ヒトラーに、実は演説を指導した"教師"がいた・・・(中略)そんな驚くべき史実をもとに、ユダヤ人のダニー・レヴィ監督は、ヒトラーの再生を命じられた"教師"をユダヤ人に設定。大胆なアプローチで、人間ヒトラーの真実と歴史の本質に迫った、スリリングでブラックユーモアたっぷりのヒューマンドラマ。


やや煽り過ぎの感がある解説ですが(笑)「人間ヒトラーの真実」に迫ったという表現は決して間違えていないと思います。独裁者の孤独、人間としてのヒトラーの苦悩がうまく描写されていると思いました。トップとは悩ましいものなのですね。


なかなか映画を観る機会がないので、本からつながる映画鑑賞をくせにできればと思いました。本ばかり読んでいるように見えるかもしれませんが、たまには映画も観るのです。