読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

朝活読書サロンCollective Intelligence

月二回渋谷で開催している朝活読書サロンCollective Intelligenceに集う本をこよなく愛するメンバーのブログ

【シェイクスピアにはまっています】『深読みシェイクスピア』

おはようございます。readingsalonのブログ、共同執筆者の北澤です。毎週土曜日に、一週間で読んだ本の中から一冊を紹介しています。ブクレコという本のSNSで、一日一冊読んだ本の感想を書いていますので覗いてみて下さい。


本日紹介する一冊はこちらです。



松岡和子著『深読みシェイクスピア


はまっていますと言うほど読んではいないのですが... いまさらながらシェイクスピアにはまっています。白水uブックス小田島雄志訳「シェイクスピア全集」全37巻の読破を目指しています。まだ3巻しか読んでいませんけれども。


なぜいまさら読んでいるのかというと、希代の読書家である出口治明さんに「高校生に勧めたい本」をおねだりしたところ、その中のひとつがこの小田島雄志訳「シェイクスピア全集」だったのです。全37巻だったので絶句しました(笑)


おねだりした以上は読んでみなければなりません。このお勧めを受けて、オンライン上の読書会「千年読書会」で『ヴェニスの商人』を取り上げてくれたので、重い腰を上げることができました。そして、いまや重い腰は軽い腰に(笑)


そんな折り、行きつけの本屋さんを回遊していて目に付いたのがこの『深読みシェイクスピア』です。シェイクスピア連峰踏破の手助けになればという下心から手にしましたが、これはとんでもない拾いものでした。とても面白い。

芝居の稽古場は発見の場でもある。俳優たちにとってばかりでなく、翻訳者にとってもそうなのだ。彼らの疑問質問に答えているうちに、書斎での作業では気づかなかったことに目を開かれる。


松たか子蒼井優唐沢寿明ら多くの俳優たちによって、翻訳者である著者がどのように目を開かされたのか。俳優たちの感性や解釈からいかにしてシェイクスピアの凄さを再発見していくのか。しかし、決してそれだけではありません。

舞台を見ているだけでは得られない感銘、戯曲を読まなければ得られない発見というのは、必ずある。だって、劇は言葉で書かれているのだから。


俳優たちに助けられながらも、翻訳者としての矜恃に溢れるこの言葉には唸らされました。シェイクスピアに限らず、翻訳業、俳優、演劇といった世界への興味を掻き立てる一冊です。これからシェイクスピアを読もうという人にもお勧め。


ようやくシェイクスピアの楽しさが分かってきましたので、前に読んでピンとこなかったこちらの本も読み直してみようかなぁと思っています。



白水uブックスシェイクスピア全集」連峰もまだまだ3つの山を制したばかり。残り34の頂が待ちかまえています。楽しみがあるとともに武者震いも(笑)異なる訳者を楽しむという読みかたもあるので、楽しみは尽きそうもありません。