【歴史を面白くする絶好の調味料】『魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ』
おはようございます。readingsalonのブログ、共同執筆者の北澤です。こちらで一日一冊、読んだ本の感想を書いています。良かったら覗いてみて下さい。
先週、ご挨拶は済ませたので、今週から毎週土曜日に、この一週間で読んだ本の中から一冊を紹介していきたいと思います。
今週の一冊はこちら!
越智敏之著『魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ』です。これはタイトルを見た瞬間、買い物カゴに投じました。
対象を絞るだけで、こんなにも歴史が面白くなるなんて。そう実感した一冊です。
宗教、経済、交易、奴隷貿易まで、魚がヨーロッパの歴史で果たしてきた役割に「へー、魚がこんなふうに絡んでいたんだ」と驚かされました。
タイトルに萌えて思わず買ってしまった一冊ですが、これは大当たりでした。魚がヨーロッパ中を駆け巡るにはある条件が必要です。
そう、交易に欠かせない要素の一つが保存加工技術。これに絡んでくるのは何か。塩なんですね。塩から眺める歴史もまた興味深い。
というわけで、今はこちらを読んでいます。
塩にまつわるエピソードがとても面白い。この『魚で始まる世界史』とともに、歴史を面白くさせてくれる絶好の調味料です。
是非、ご賞味あれ!